このブログは、Mix師の裏スタがこれからMix師を目指す方、歌い手の方で自分でミックスを始めてみたい方、トラックメイカーを目指す方に向けて少しづつノウハウを書いています。
記事数も多くなってきましたのでまとめ記事を作成させていただきました。
今回はMix師向けになっています。
それでは詳しい内容に入っていきましょう!
基本的なミックスの考え方
まずは、ミックスの意味を知る必要があります。
ミックスは作品を表現する手段であり、本当に人それぞれ色々なやり方があります。
基本的なソフトの使い方はマニュアルや教則本などで学習できますが、実際はどうしたら思ったとおりの音を表現することができるかを研究していくことになります。
僕もいくつものトライアンドエラーを繰り返して、日々勉強中です。
いくつもの作品に関わっていくと、いつしか自分のテンプレートが出来てくると思います。
その中で、作品の主役を間違えてしまうことも多々あります。
機械を操作することが苦手な人達に変わって、想像している音の世界を作っていく職業です。
少し難しい音の話
音は波のように、うねりながら空気の中を移動しています。
Mix師は位相を呼ばれる言葉の意味を知っておく必要があります。
きちんとしたリスニング環境を作っておけば、音の濁りに気がつけるようになります。
良い音楽にたくさんふれて、違いを理解しておく必要があります。
一番簡単な表現としては、良い音楽は自分のリスニングシステムよりも感情が飛び出してくる感じに聞こえると思います。
現在はサブスクリプションで色々な音楽が聞けますので、ヒットチャートをどんどん聞いてみてください。
その時は、是非ロスレスオーディオで楽しんでいただければと思います。
どんな環境でミックス作業をしていくか
現在はPCソフトのDAWでミックスをするのが定番になっています。
Mix師を始めるにあたって僕が考える入門セットを選択してみました。
コスト的に導入が難しい場合は、まずはモニター環境から準備していってください。
フラットなリスニング環境がないと、ラケットを持たずにテニスをするようなものです。
音楽を聴く環境ではなく、音楽を作るリスニング環境を準備しましょう。
ある程度機材が既に揃っている方はこちらの記事で環境のアップグレードを考えてみてください。
DAWに欠かせない、パソコンの選び方です。
僕はMacを主に使用していますので、構成選択に悩んだらこちらの記事を参考にしてください。
具体的な作業工程
作業工程はこちらに記事に詳しく書いています。
一度流れを理解してしまえば、後は音楽と向き合うだけです。
最適な道具を使って表現者のイメージを最大化していきましょう。
人間は音声を必ず相対的に捉えています。
遠い音があるから、近い音を認識できる。
この世界に光と影があることと似ています。
小さなWAVデータの中にたくさんの演奏を詰め込むときに、立体的な配置はとても重要なことだと思います。
エフェクターを使用して、それぞれのパーツを思った位置に配置していく工程はとても楽しいものです。
代表的なエフェクトの使い方を少し解説しています。
時代の進化とともに新しい手法がどんどん開発されています。
ドラムサンプルは、不自然な音の乱れも発生しますので、使用しすぎには十分注意しましょう。
さらなる音質の向上へ
DAWオンリーのミックス作業に物足りなくなってきた場合、アナログミックスかDAWのクロックの精度を上げていく方法の2種類があります。
アナログミックスで、音の解像度∞を試してみたい方はこちらの方向へ進んでください。
DAWの解像度をアップしていきたい方はこちらの方向です。
今後のDAWの進化がどうなるかわかりませんが、現在はサミングミキサーとマスタークロックを両方導入したシステムが最強だと僕は思っています。
DAWの音を混ぜるという部分はまだ、アナログ領域の解像度には到達していないようです。
楽曲にシネマティックな要素を追加していく
音色がリスナーに与えるインパクトはとても重要です。
独創性のある音像を作るには時に、一般的に使用されていない機材をミックスで導入することも重要です。
僕はリアンプ・ボックスを使用してアナログのエフェクターやシンセサイザーをミックスに多く取り入れる方法が気に入っています。
特に、音が歪む工程はアナログの領域にまだDAWは到達していないと思っています。
まとめ
今回はMix師向けのまとめ記事を作成しました。
録音などはおこなわないミックスに特化した記事をまとめています。
色々な技術が日々開発されているので、随時更新していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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