Mix師のおこなう[ミックス]とはどんなこと?

Mixの概念

質問を頂きました!

もし記事にして欲しい内容などありましたら、お問い合わせからご連絡いただきましたら、随時解説していきたいと思います。

宅録君
宅録君

Mix師という言葉がありますが、冒頭についているミックスという言葉はどうゆう意味でしょうか?

裏スタ
裏スタ

Mix(ミックス)とは、たくさんあるバラバラの音声データを、皆さんが日頃使用しているLとRの2chの機器に合わせて音声を割り当てることです!

本日はこちらの内容で解説していきます。



ミックス、それは音声を混ぜる行為です。

業界では、ミックス(Mix)、トラックダウン(Track down)、ティーディー(TD)などと言われています。

このトラックダウンという言葉の中にヒントがあります。

ミキサーは大きな物で72chの大きさの物から、皆さんが良く配信で使用されている4chくらいの物まで色々あります。(デジタルの物だと512chも音声を処理出来る物もあります。)

72chのトラックは皆さんのイヤフォンやBluetoothスピーカーでは再生出来ません。

LとRの2chしかありません。

72chを2chにトラックをまとめる>トラックをダウンする>トラックダウン。

というような事です。

LとRに音声を振り分けていく際に、心地よく聞けるようにいろいろな機器やパソコンを駆使して、混ぜていきます。

心地よく聴けるという定義はそれぞれMix師によって様々あり、どれが正解というわけではないと思いますし、チームの組み合わせや音楽の価値観などで本当に色々な音源が毎月リリースされています。

動画やCDのクレジットと呼ばれる、作品に関わった人たちが書かれている部分を読んでみると、〇〇Mix師、〇〇エンジニアに頼むとこのようなミックスが完成するのか。

〇〇エンジニアにマスタリングを頼むとこのような仕上がりになるのかなど、ワインの銘柄を確認するかのような音楽の聞き方もできたりするようになってきます。

1つの作品に20人ぐらい参加するような、プロジェクトも流行っていたりするので音楽の作り方はいろいろ変わってきてはいます。

商品のクレジットが確認できるサイト

Discogs

通常は購入しないと見れないクレジットが確認できる

レアアイテムを入手する為のツール

自分の参加した作品を更新して作品集のサイトとして利用可能

6

ユーザーインターフェース

6

機能

4

業界の普及率(僕の体感)

5

クール

対照的に歌い手さんとMix師のように少数で作品を作っていくスタイルで、独創的な商品が完成してくることも大変興味深いと思っています。



Mix師

ミックスをおこなう人の職業の名前です。肩書きともいうことができると思います。

Mix師という肩書きを使う方の多くが歌ってみたの録音した素材を納品してもらいミックスの作業のみをおこなう方が多いように感じます。

同じような言葉でレコーディングエンジニアという肩書きがあります。

いろいろな楽器をスタジオで録音し最終的にミックスの作業もおこなう職業でした。

レコーディングエンジニアの中には、毎日3曲ぐらいずつ365日ミックスを作業し続ける人もいたりします。

ミキシングエンジニア、ミックスエンジニアなどと呼ばれていましたが、Mix師という肩書きはこの職業の定期が一番近いように思います。

日本のレコーディングエンジニアだと1時間4000〜10000円くらいが相場になります。

ほとんどの録音技術を持っている為、大規模なストリングス録音やレコーディングスタジオでの録音、ライブの音声マルチ収録や生放送では強い味方になってくれると思います。

Mix師の方達は、無料の方から、収益の分配で作業されている方など様々います。1曲ごとで作業を受けている方は3000円くらいから、10000円弱でやられている方が多いように思います。

自宅のDAWをアップグレードしたい方へのお勧めセットで紹介したように、使用している機材の値段が皆さんそれぞれあるので、色々な値段設定になっているのは仕方のないことだと思います。

Mix師が作業した作品を聞いてみて、好みかどうかで判断をすることが重要です。

料金が高いからを理由に安心して頼むのはやめておきましょう。

外国のエンジニアなどで世界中のアーティストの音源をミックスし続けているエンジニアもいたりします。

アンディ・ウォレスさんは大変有名で、外国のエンジニアはプロデューサーの職業も同時におこなっていることが多いです。

彼らのグループの技術は、現在の日本の音楽を大きく変えたと思っています。

Mix師の存在には、彼らの音楽が大きく影響していると僕は感じます。



まとめ

現在のミックスのほとんどの作業がパソコン上で行われることが多くなってきました。

そのため興味があればどんな人でもすぐにミックスを、勉強し始めることができるようになってきました。

今までのように電気的な知識や、テープレコーダーなどの知識が無くても、ある程度のパソコンの知識があれば作業を開始することが出来ます。

センスとアイディア、音楽の知識などが重要で、クリエイティブな表現能力が求められる職業になってきていると思います。

そのかわりDAWの導入で、視覚的なわかりやすさが向上したため、流れ作業や大量生産のような側面も大きくなってきていると思います。

本来重視されていた、世界に1つだけの作品を作るという行為を日本のアーティスト、レコード会社、音楽プロダクション、セールスに関わるほとんどの方が、諦めかけているように僕は感じていました。

そんなときに、僕は歌い手とMix師という言葉に出会いました。

その世界には、現在も独自性がありプロの常識では作ることが出来ない作品が溢れていました。

時間軸の変化を味方につけるで解説したように、人間が音楽が心地が良いと感じる時。

音楽にグルーヴを感じる時は

この二箇所だけ

機械から人間に少しよった場所、人間から機械に少しよった場所

この基本を、彼らは自然に表現しているように思えました。

僕は世界に1つだけしか存在しない貴重な音源を歌い手さんと作り続けること、それがMix師という言葉の意味だと思っています。

今回はMix師のおこなう[ミックス]とはどんなこと?という内容で解説させていただきました。

裏スタ
裏スタ

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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