SHURE SM58に追加のポップガードはいりません

マイクとポップガードが一体型になっている商品に、追加のポップガードをつけて使用している方がまれにいらっしゃいます。

真空管タイプやコンデンサータイプのマイクにポップガードを立てて使用しているミュージックビデオを見た方が、どんなマイクにもポップガードを立てて使用すると勘違いをしているのだと思われます。

SHURE SM58などのマイクには、丸いグリルの中にスポンジタイプのポップガードが入っていますので追加でポップガードを立てる必要はありません。

ポップガードを複数使用すると、マイクの前の障害物が増えてしまうのでオススメできない使用法だと思います。

ポップガードの機能

ポップガードは、マイクに対して「フカレ」というノイズを防ぐ為に使用します。

ボーカルの息の衝撃、野外での録音で風の音を緩和するなどに効果があります。

ポップガードを今お持ちの方は、ポップガードに対して息を吹きかけてみてください。

反対側に手を置いてみると、息が届いていないことがわかります。

この効果を利用して、マイクに対する風の衝撃音をなくす為にします。

ポップガードが一体型になっている商品

ハンドタイプのボーカルマイクはライブで歌う為に設計されている為、ポップガードがついている状態です。

銀色のグリルというパーツの中にスポンジが入っていてポップガードと同じような機能をもっています。

グリルとスポンジを外してから、ポップガードをつけて使用することもまれにありますがあまり一般的ではないと思いますが、スポンジよりもポップガードの方が音質が良い商品が多いので間違いではないです。

ポップガードのデメリット

マイクの前に一枚、障害物が出来るので少し音色が変化します。

このデメリットがあるので、二重のポップガードを僕はオススメしていません。

どうしても息のノイズが気になるようであれば、風の向きを変えるということに注目してみてください。

六角形の鉛筆をマイクに貼り付けて録音する方もいます。

マイクに向かう風の向きがかわるということかと思います。

STEDMAN / PROSCREEN PS101 METAL POP FILTER

現在のような、定期的な消毒が必要な時期でなければメタルタイプの商品をオススメします。

布タイプは消毒がしやすいですが、音が少し不人気です。

STEDMAN(ステッドマン) PROSCREEN101【マイク】【ポップガード】 価格：6600円（税込、送料無料) (2021/4/10時点)

まとめ

ポップガードは、グリルしかついていないコンデンサーマイクなどに使用して、風のノイズがマイクに混入するのを防ぐ機材です。

SHURE SM58などのマイクには、丸いグリルの中にスポンジタイプのポップガードが入っていますので追加でポップガードを立てる必要はありません。

ポップガードは小さな障害物で、マイクの前に薄い幕を設置していることになるので複数のポップガードを使用することは良いことではありません。

色々な会社からポップガードが発売されていますので、色々聴き比べてみると良いと思います。