自宅のDAWをアップグレードしたい方へのお勧めセット

機材紹介

仕事柄、機材購入の相談を良くされます。

商用スタジオから、プライベートスタジオまで使用用途は様々です。

今回は、現在自宅で音楽を制作されている方でスタジオ機器のアップグレードについて悩まれている方向けの内容になります。

皆さんのどんな自宅スタジオも、有名な大規模スタジオより優れた部分があります。

それは音声録音の為のケーブル長が短く、接点が少ないという事です。

大規模スタジオはパッチベイや、アナログマルチケーブルといった仕組みを使わないと利便性が損なわれる為。どうしても全体の接点の数、ケーブル長が増していきます。

自宅スタジオでは、使用する方は一人。本人が納得できる接続の仕方は一定期間一つだと思いますので音響的には有利な部分もあります。

自宅スタジオの利点を活かしていけば、大規模スタジオとは違った良さを出す事が可能です。

機材を紹介していていつも思うのですが、僕が始めた時には無かった便利な商品が本当にたくさんあります。

毎回良いなぁと思いながら、皆さんにお勧めしています。



アップグレード可能な物

僕が考える、音楽を制作する中で大切な順に並べていきます。

1 お勧めのモニタースピーカー

2 機器の設置位置を考え直す方法

3 Mix用とRec用オーディオインターフェイスを分けて考える

4 オールインワンシンセを手に入れる

5 職業別DAW得意分野解説

6 プラグインのパッケージ購入、機能の重複に気をつける

7 MasteringはMasteringサービスにお任せ(Masteringプラグインは購入しない。)

8 腱鞘炎を防ぐ操作デバイス

9 自宅のノイズ軽減電源タップ

順番に解説していきます。



モニタースピーカー

バランスのとれたスピーカーが無ければ、歌い手さん、レーベル担当者、エンジニア、サポートミュージシャン、リスナーの皆さんとの会話が成り立ちません。

低音も高音も聞こえていない状態、どこかの帯域だけが飛び出ていたりへこんでいる状態、音のスピードを感じられない状態では、音楽をコントロールすることも出来ません。

ヘッドフォンやイヤフォンだけで作業をされている方がいますが、僕は音のスピードと音を体で感じることがが出来ないと考えていてお勧めしていません。

どうしても中域から下の音楽は身体で感じながら作業をしていく必要があります。

人がライブに行きたいと思う気持ちが無くならないのは、スピーカーから大音量で感じる圧力にふれたいと思うからだと思います。

僕は、GENELEC 8341A SAM™スタジオ・モニターを使用していますが高価な物なので中々手を出せませんし、このスピーカーを鳴らすスタジオが必要になってしまいます。


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GENELEC/8300-601 GLM 2.0 user kit
価格:52800円(税込、送料別) (2020/9/26時点)


そこで、低音のリスニングは諦める前提で(マスタリング領域に任せる。)考えていきます。

Sonarworks Reference 4 Studio Editionなどの補正ソフトを使用しても良いのですが、マスターセクションの遅延は無い方が録音、演奏時の遅延などを考えるとスピーカーで処理していく方が良いと思います。

まずEQ補正だけを試してみたいと思われる方はまずこちらを試してみると、今まで自分がMixしていた環境がどのくらい歪だったかを確認出来ます。

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Sonarworks/Reference 4 Studio edition with mic – boxed
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現状使用されているスピーカー本来の聞こえ方をこちらのソフトとマイクでEQ補正する事が可能です。

補正時にかなり大きい音が出るので、少し注意が必要です。

ヘッドフォンの補正や、サブウーハーを追加しているシステムなども補正可能なので便利ではあると思います。

GENELEC 8320A SAM™ スタジオ・モニター

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GENELEC(ジェネレック) 8320APM GLM Studio【DTM】【モニタースピーカー】
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バスドラムやベースの低音は確認出来ませんがSAM™(Smart Active Monitoring)を使用出来るので、スピーカーが自動でEQ補正をしてくれます。

LR配置なども気にしなくても、センターが合うので自宅では大変便利です。

作業スペースを部屋の中央になんて、専用の部屋が無いと出来ないですもんね。

高級なオーディオインターフェイスでモニターセクションのついていないモデルを使用する時の為にVolume control optionが付いているのは大変助かります。

SAM™(Smart Active Monitoring)が付いていない以前のモデルは、少し癖のあるスピーカーでしたがこのモデルは、1032Bスタジオ・モニターを使用していた方でも違和感はそこまで無いと思います。

1032C SAM™ スタジオ・モニターも販売されていますが、1031Aとは材質が違うので別物だと捉えてます。1031Aは本当に名機だったと思います。

IK Multimedia iLoud MTM


自動でEQ補正してくれるARC™ System技術は人気がでてきています。

あまり音量を大きく出せないご自宅環境の方、スピーカーとの距離を余りたもてない方はこちらも良いと思います。

機能とは相反して、お値段もかなりリーズナブルです。

JVC WOOD CONE EX-S55-T


こちらはJVCのオーディオです。

音楽スタジオにEX-A1が置かれている事が多いので、音楽の会話が捗ると思います。

自宅に設置の事を考えますと最新機種で日常生活との併用で良いかと思います。

Bluetooth対応でスマホとの連携機能は、重要かと思います。

一点注意点があります。

このコンポは音が途切れた際に、音をカットする機能がついています。

ミックスの作業では支障はありませんが、編集作業などを頻繁にされる方は注意が必要です。

説明書を確認しましたが、機能をオフにすることは出来ませんでした。



今回はモニタースピーカー編でした。

次回は機器の設置位置を考え直す方法について書きたいと思います。

裏スタ
裏スタ

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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