コンプレッサーでは到達できないボーカルの最終処理

Mixの概念

現在色々なセールでたくさんのコンプレッサープラグインが販売されていて、〇〇の為の専用商品をうたってどんどん新しい商品が廃発されていきます。

Mix師は、色々な手法を使って歌い手さんのパフォーマンスを最大限の状態にライトアップすることが可能です。

ライトの当たり方を工夫することによって、リスナーから見た時に一番輝いて見えるような状態にしていきます。

色々な機材を使用していきますが、最終的には耳とフェーダーで最終処理をする方が多いと思います。

日本語は独特なイントネーションを持った言葉で、日本語を使用した歌詞はとても複雑な組み合わせを持った音楽になっています。

今回はVo処理に使用する機材を説明しながら、最終的なVo処理の方法を解説していきたいと思います。

裏スタ
裏スタ

それでは詳しい内容に入っていきましょう!



ローカット

どんな素材にもいえることですが、まずは素材における適正な低音量を調整しましょう。

こちらの記事で細かく説明していますが、Mixの基本とも言える行為なので常に気にしておく必要があります。

低音は大きなパワーを持っている為、必要がなければ必ず先に取り除いておくことが重要です。

ネットの有料放送などでも低音処理されていない番組が多く、聞きにくい音声になっていることがあることは非常に残念に思います。

物事を相手に伝えるとき、音声の説得力は気が付きにくいですがとても重要な要素を担っています。

イコライザー

ボーカルの素材とカラオケの素材を聴き比べてみて、聞こえにくくなってしまっていないか、検証する必要があります。

ただし、イコライザーは素材の説得力を必ず破壊してしまう機材なので使用は十分注意する必要があります。

可能であれば、ボーカル以外の素材を処理していくようにしていきましょう。

こちらの記事でイコライザーの使い方を少し解説しています。

コンプレッサー

音質を整えたら、音量をある程度整えていきます。

やり過ぎないように、感情の起伏を音源におさまる程度に縮める感じです。

細かい使い方はこちらの記事を参考にしてみてください。

ディエッサー

はじけるような耳障りな音が気になった時には、ディエッサーというエフェクトを使用します。

サ行に多く含まれる歯擦音と呼ばれる音を緩和させる機能があります。

一定の帯域の音声が発生したときに、その部分をカットする仕組みで現在はアクティブEQにも仕組みが応用されています。

コンプレッサーと同様に深くかけすぎるとパフォーマンスが確認しにくくなる物なので、かけすぎには十分注意をしましょう。

女性と男性で、取り除く帯域が違うので使用する帯域を素材によって設定します。

少し特殊な使い方ですが、僕はドラムの金物などにも使用します。

帯域をボーカル以外の部分に移動できるプラグインもありますので、研究してみると良いと思います。

帯域調整が幅広いディエッサー

Massey Plugins / De:Esser

スピード調節など細かな調整が可能

ドライ音とウエット音をミックス可能

大型インジケーターで見やすい

8

音質

8

操作スピード

9

マニアック度

7

痒いところに手が届く

僕が気に入っているディエッサープラグインです。

ディエッサーは設定できる帯域が広い方が使いやすいと思います。

ディレイやリバーブ、コーラスなどの空間系の処理

ボーカルとカラオケをミックスする際、空間をつけてあげることはとても重要です。

人は、普段音を聞くとき常に色々な反射の音を含めた音を聞いています。

環境音も含めた状態で聴く音に慣れきってしまっていると思いますが、様々なノイズも重要なパーツの一つです。

録音された素材を立体的にする手法は様々あります。

こちらの記事で考え方の一つを覚えてもらえればと思います。

最終的にフェーダーで調整する

ある程度調整が済んだら、最後は自分の耳と音量をコントロールするフェーダーで最終調整をします。

歌詞の聞き取りやすさや、イントネーション、カラオケとの音量などを調整します。

こちらの記事でも少しその部分にふれています。

楽曲を何度も、通しで聴きながら調整をしていきます。

その際に、マウスやトラックボールでの調節はできますがよりスムーズな調整をする為に僕らはこのような機材を使用します。

1本の100mmタッチセンシティブ・モーター・フェーダーはこれで決まり

PreSonus / FaderPort

省スペースで邪魔にならない

色々なDAWで使用可能

録音の開始などが別売りのフットスイッチで可能

7

反応性

7

操作スピード

7

マニアック度

8

クール

こちらの記事で紹介した機材で、DAWのフェーダーを自分の指でコントロールできるようになります。

大型のラージコンソールについていた機能で、DAWに作業環境が映った現在でも一本だけフェーダーを使用しているエンジニアの方は多いです。

音を聞いた時の直感で音量をコントロールできることはとても重要だということかと思います。

コンプレッサーなどでは、パフォーマンスを均一化する方向に処理が可能です。

歌は感情を表現するという行為なので、あえて小さく歌いたいところや突然感情を剥き出しに叫びたいところも当然あります。

そのような部分をMix師が実際に耳で確認しながらサポートをしていくことは大変重要なことだと思います。

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まとめ

ボーカルの処理は感情の起伏をコントロールする行為の為、エフェクターの自動化に任せられない部分がとても重要になってきます。

最終的にフェーダーで細部を調整していきますがその際に、ラージコンソールから取り出してきたFaderPortなどの機材がとても役に立つと思います。

楽曲の方向性、歌詞の内容などを注意深く聞きながら最終的な調整をしていきましょう。

裏スタ
裏スタ

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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