2020年秋、作業用途別Macお勧めスペック

機材紹介

新しいMacを購入したけど、実際に作業を進めてみてパワー不足に悩んでいる。自分の音楽業務と、Macのスペックのバランスが合っているか、将来の拡張性などの不安があるなど、僕のところにくる相談はMac関係が一番多いです。音楽制作用と映像編集用ではCPUの使い方が少し違う為、ただ高級な物を購入しれば良いということではありません。DAWソフトがもう少しマルチCPUを無駄なく使用できるようになれば良いのですが、まだ開発が追いついていない印象があります。3つの作業用途に分けて解説していきたいと思います。



Mac mini(コスト意識が高く、32bit48kHz作業がほとんどのMix師)

僕は自宅ではMac miniを使用しています。もう3回くらい買い替えていて進化にいつも驚かされます。まず値段が安い、そして現状もっているディスプレイ、キーボード、マウスを無駄にしない。(音楽に綺麗なディスプレイは必要ありません。)現在のモデルからは十分Mixで使用できるメモリを搭載できるようになりました。内蔵SSDはソフトシンセ関係をインストールするため最低でも2TB必要だと思います。オールインワンシンセを手に入れる編でもふれましたが1TBぐらいの容量を必要なシンセパックもあります。内臓SSDは後から交換が大変なので慎重に選んで欲しいです。Thunderbolt 3の恩恵を受けてワークSSDは外付けにする前提で考えます。音声の作業では、まだNVM Expressタイプでは無くても良いかもしれません。このようなスペックで問題ないと思います。

SanDisk PortableSSD 1TB


あとはUSBハブ(バスパワーではないタイプ)を追加すれば問題なく作業できると思います。3.0タイプのハブでたくさんのポート数の商品や、USBハブを2つ同時に使用すると不具合が起きることがありましたので10ポート以下のモデルの選択をお勧めします。事前に必要な数をイメージしておきましょう。僕が使用しているのはこちらです。

ORICO Aluminum 10 Port USB3.0 Hub

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最近のDAWはフリーズトラックやオフラインバウンス機能などがついているので、マシンパワーで困る事はほぼないと思います。商業スタジオでもMac miniを導入しているスタジオが増えてきました。5年程度でMac miniの最新機種導入していくと、マシンパワーとコストのバランスがとても良いと感じます。デメリットとしては、ケーブルなどを差しすぎると見た目が悪くなることぐらいです。縦置きのアクセサリーなどもあるので収納の方法は色々あります。僕は1Uラックの隙間にそっと設置しています。

ODYSSEY ARS1 1Uトレイ



MacBook Pro(レコーディングスタジオ以外で録音も行う、レコーディングエンジニアや毎日作業場所が変わる、アレンジャー&プロデューサー)

様々な場所で作業を行う方はノートタイプを選択せざるを得ないと思います。16インチモデルは重過ぎるので、車移動の方以外はおすすめできません。ワークSSDはコンパクトなタイプでいいと思います。たくさんのアクセサリーをカバンに詰めてしまうと結果的にとんでもない荷物の量になるので、ドングル等いくつのUSBが必要なのかなど事前に検証が必要になります。僕が使用しているのはこちらです。データのアップロードにまだLanを使うことがあるので、Lanが付いているタイプです。PD機能が付いている物をお勧めします。

ALMIGHTY DOCK TB3 for MacBook Pro / Air スペースグレイ


ノートパソコンの場合はテンキーがないため、操作に慣れが必要です。(ショートカットなどが打ちにくいなど、僕は純正のキーボードを別途持ち歩いています。)リハーサルスタジオ等での録音、現場でソフトシンセなどの微調整、スタジオでの待ち時間を活かした別作業、いろいろメリットがあります。最新のOSでは、iPadをサブディスプレイに使用できる機能もあります。こちらも32bit48kHzの作業では、問題になる事はほとんどないと思います。



Mac Pro(ハイレゾ音源作成、ライブMix、映画Mix、32bit96kHzで作業する必要があるレコーディングエンジニア

メジャーレコード会社がハイレゾ商品のラインナップ充実化を進めている関係で、音楽業界にもう一度32bit96kHz環境での作業の波がやってきました。最終音源の納品を24bit96kHzで求められる為、録音の段階から32bit96kHzもしくはアナログで録音しなければいけません。上記の2つのMacでは録音や編集まではできますが、Mixとなると少しスペック不足を感じてきます。もちろんフリーズトラックなどを使用すれば作業自体は可能ですが、複雑な処理をするMixでは困難になってきます。(オーバーサンプリングしたリミッターをリアルタイムで使用するなど)限りなくスペックを高められますので選択が難しいですが、すべてのスペックをマックスにするととんでもない金額になってしまいます。音楽制作では1つのCPUのクロック数が大きい方が利点が多いため、このスペックを選択しています。ワークのSSDは使用用途に合わせて追加してください。PCI部分にまだまだ拡張性があるのでシステム全体のバックアップを取りながら作業をするなど、どんな仕様の構成も可能だと思います。

Promise J2i 8TB Internal Storage Enclosure for Mac Pro


僕はPegasus J2iを使用して、システム全体をバックアップするHDDを設置しています。万が一の事態を防ぐ為に何週間かのバックアップを自動で取ります。大切なデータをお預かりしている状態なので一番気にしたい部分です。バックアップのデータのみが自動で入っていきますのでスピードは特に気にしていないのでHDDを設置しています。

SONNET Technologies M.2 4×4 PCIe Card

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Western Digital WDS100T3X0C [1TB/SSD] PCIe Gen3 x4/M.2/WD Black SN750 NVMe SSD


ワークSSDはSonnet Technologies Fusion SSD M.2 4×4 PCIeカード内にM.2 SSD 1TB x4入れています。ソフトシンセのライブラリーや、セッションのバックアップ、映像をプレビューしながらのMixなどの為にエリアを分けてデータを保管しています。全てが内部で関係するMacは久しぶりですが、これはこれで美しいです。本来の姿を取り戻したようには思います。デメリットとしてはとにかく重たい。以前の黒いMac Proから比べると移動のときの腰への負担は計り知れません。間違ってもラックタイプは選択すべきではありません。あれはサーバーラックに設置する用です。大規模な映像編集スタジオでもまだ見たことがないです。



まとめ

Mix用プラグインやソフトシンセ関係をたくさん立ち上げておく事前提でスペックを選択してみました。また定期的に新しいMacが発売されると思いますので、その際にまた投稿したいと思います。

裏スタ

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