マニュピレーター業必見、シーケンスデータを安全に再生するオーディオインターフェイス

機材紹介

今回はライブ現場で活躍する、マニュピレーターさんが使用している画期的なオーディオインターフェイスのご紹介になります。

最近のライブ現場では、メンバーが演奏しない音声をPCから出力して大規模な編成の演奏を行うバンドが増えてきました。

クリックと呼ばれるメトロノームの音と、事前にレコーディングされたトラックを同時に再生しメンバーは両方の音声を聴きながら生演奏を行います。

ドラマーがシーケンス出しを行う場合もありますが、専門のマニュピレーターという職業の方がステージの脇にいることも多いです。

生の演奏と違い、PCを使用する為トラブルは多く大変緊張感のある仕事です。

当然、同時に2台の機器を使用してどちらかにトラブルがあっても大丈夫なシステムを組むのですが、システムが大規模になると、回線の接続部分が増えてトラブルの要素が増えてしまいます。

今回ご紹介するオーディオインターフェイスはシンプルでバックアップも可能な、マニュピレーターさん専用の便利なオーディオインターフェイスになっています。

裏スタ
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それでは詳しい内容に入っていきましょう!



ライブでシーケンスデータを使う方法

演奏者が、シーケンスデータに合わせて演奏する場合このようなシステムを使っていることが多いです。

1番簡単な仕組みはこのパターンになります。

ドラマーがクリックを聞きそれに合わせて他のメンバーは演奏します。

マニピュレーターさんがいない現場では、ドラマーがPCを操作することも多いです。

シーケンスをライブで使用する場合はこのような形でクリックを確認しながら演奏しないとシーケンスと生演奏を合わせることは大変困難だと思います。

クリックの音を会場で鳴らすことも出来ないので、別系統のモニター環境を作る必要があります。

大掛かりなシステムになると、PAさんと協力してそれぞれのメンバーのへクリックとシーケンス、各メンバーの演奏等をそれぞれの好みのバランスで送ることも可能です。

ライブを見に来ている人たちには、クリックをミュートした状態で気持ち良いバランスで音楽を楽しむことができます。

マニュピレーターという職業

最近ではこのシーケンスを流すPCをコントロールする人たちのことをマニピュレーターと呼びます。

以前はレコーディングなどでシンセサイザーの音色を作るような業務も行っていましたが現在ではライブ関係のお仕事の方が多くなっていると思います。

現在のようにPCの技術が発達する前は、ライブでもMIDIシーケンサーとシンセサイザーを駆使して同じようなシステムを構築していました。

PCがオーディオデータを再生できるようになり、再生可能なオーディオトラックの数も、安定性も向上していったため現在ではほとんどの方がオーディオデータを再生すると言う仕事になっていると思います。

中には各メンバーのエフェクターの切り替え等もMIDI信号で管理している場合や、映像データとのシンクロを行っていたりとライブ全体の時間軸の管理をするような仕事も増えてきました。

大規模なライブになると分刻みで演出が緻密に行われることも多々あり、PCが安全に稼働するかどうかがマニピュレーターにとってとても重要なポイントになってきていると思います。

安全性を高めるために同じシーケンスのデータが入ったPC、オーディオインターフェイス、メインとサブの音声をワンタッチで切り替えられるミキサーを準備して、何か問題があったときに瞬時に切り替えられるシステムを構築していました。

システムが大規模になり、また接続部分が多くなることでトラブルの原因も増えていきます。

そんな問題を解決するようなオーディオインターフェイスが昨年発売されました。

コンパクトで限りなく接続部分が少ないiConnectivity / PlayAUDIO12はマニュピレイターさんにとってとても便利な商品だと思います。

iConnectivity / PlayAUDIO12

ライブシーケンス専用オーディオインターフェイス

iConnectivity / PlayAUDIO12

2台のPCを接続して安全なシーケンスマシンを構築

12アウトなので、回線の多い現場でも対応可能

コンパクト設計で持ち運びしやすい

3

オールマイティ

6

操作スピード

10

マニアック度

7

痒いところに手が届く

ここまでライブでプレイバックを前提としたオーディオインターフェイスは今までなかったと思います。

これと同じ仕組みをいくつもの機材を掛け合わせて作っていました。

2台のオーディオオンターフェイス、ラックタイプのミキサー、メインとサブ機を同期するMIDI機器などが、1台のオーディオインターフェイスで完結しています。

出力も12アウトもあり、十分な回線数だと思います。

シーケンスに使用する回線は多くても8回線程度、クリックに2回線程度なので十分なアウト数だと思います。

MOTUの製品がマニュピレーター業界では独占を続けてきましたが、今後は現場でこのオーディオインターフェースが活躍する日も遠くないでしょう。

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まとめ

今回は安全にシーケンストラックを再生することができる画期的なオーディオインターフェイスをご紹介いたしました。

様々な機材のコンパクト化が進む中、マニュピレーターさんに大変恩恵のある技術だと思います。

現在、ライブでシーケンスを使用しないアーティストを探す方が難しい時代です。

実際にシーケンスが止まってしまい、ライブを中断なんて経験をされたことがある方は是非導入して頂きたい機材です。

裏スタ
裏スタ

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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