IK Multimedia 新しいモデリング技術 AI Machine Modelingを発表

機材紹介

アンプ関係のニュースで面白いものが発表されました。

IK Multimediaは古くからAmpliTubeと言うソフトを開発する会社で有名ですが、アンプ関係の製品は、Kemper Profiling Amplifierという製品におされてしまっている状況が続いていました。

現在のギタリストの注目は、自身の所有しているアンプをプロファイリングして自宅などでも使用できる製品に向かっていると思います。

長年愛用している機材の特性を保存できることは当然のこと、保存したデータを持って移動出来たり交換が出来ることはとても素晴らしい技術だと思います。

Kemper Profiling Amplifierは倉庫に眠っている多くの機材を簡単に持ち運ぶことを可能にした為、現在のアーティスト達の音楽制作環境を一変した製品だとは思います。

僕はこれらのデジタルアンプはまだ重要な響きを再現できてはいないと思っていて、独自の回路を合体させることをオススメしています。

僕はプロフェイルする機材を持っていないので、アンプの基盤を一から再現するような機材を使っていますが、ロードボックスや空気感をコントロールする機材を追加すれば、現在発売されている様々なデジタルアンプは皆さんが想像するような音質から一変すると思っています。

IK MultimediaARC System 3の技術で人気を取り戻してきているので、この会社のモデリング技術は大変素晴らしい物なのだと思っています。

しかし開発中のサイトの音を確認すると既に僕が懸念している部分が完全に失われているプロファイル技術であることがわかりました。

K Multimediaを批判している訳ではなく、どのメーカーも現在その部分を再現できていないということだと思っています。

裏スタ
裏スタ

それでは詳しい内容に入っていきましょう!



まず確認して欲しい音声

こちらのページで、実機を録音した音と、プロファイリングされた音の違いを確認してみてください。

音の違いが気にならない方

この2つの違いが気にならない方は、そもそもプラグインのアンプシュミレーターの音に満足している方だと思います。

制作スピードも考えると、好きなプラグインアンプを使用するで問題ありません。

モデリング技術なども必要としていないと思いますので、出来るだけレイテンシーが小さく出来るようなDAW環境を整えることに集中していただく方が良いと思います。

作業環境がシンプルなことはそこまで悪いことではないと思います。

音の違いが気になる方

より良い、アンプ環境を追い求めている方だと思いますので、アンプ環境のグレードアップの方向に進んでいくと良いと思います。

棲み分けとしては、まずたくさんの種類のアンプを使用したいかどうかが重要になってきます。

そもそも気に入っているアンプが1種類であれば、好きなアンプを購入してロードボックスを購入して問題は解決です。

プロファイリングは、たくさんの機材を現在持っている方が保存したデータセットを簡単に持ち運ぶ技術であり、デジタルアンプは持っていないたくさんのアンプを使用する為の技術です。

アナログアンプでも、2種類のアナログアンプを接続出来るような便利な商品もあるのでうまく活用しましょう。

アナログアンプの方は、アンプとロードボックスで宅録環境は完成ですが、プロファイリングアンプとデジタルアンプはそれだけでは完結できません。

音の違いが気になった部分、残念な音の感じをどうしても感じます。

僕はPALMER / PDI-03APHEX / EXCITERを使用して無理やり自分を納得させる音を作り出すことにしました。

PALMER / PDI-03でアナログの無限大の解像度を手に入れ、APHEX / EXCITERでキャビネットが本来発生させる帯域を捏造します。

AI Machine Modelingは誰に向けた商品なのか

僕がPositive Grid / BIAS MINI GUITARやパワーアンプ付きのKemper Profiling Amplifierで作った環境を再現しようとするとAI Machine Modelingではオーディオインターフェイスから音を出す必要があるので、レイテンシーの少ない環境とパワーアンプなどが必要になります。

これらのことを複合的に判断すると、プラグインアンプシュミレーターの音で満足している方で自分の所有している機材をプラグインアンプシュミレーター化したい方に向けた製品ということなんだと思っています。

アンプのような音をプラグインで再現したい方で、内部完結型の制作環境を目指している方や、所有しているコンパクトエフェクターの音が気に入っていてリアンプボックスを使用しないで簡単に使用したい方などは便利に使用できると思います。

ただし、歪みという成分をデジタルで済ませるということがどれだけ微妙なことかと考えるとなんともいえない製品とは思っています。



まとめ

K MultimediaARC System 3iLoud Micro Monitorで大変人気のメーカーです。

自身が所有する機材をプロファイリングする技術AI Machine Modelingを開発中とのことですが、他のメーカーと同じようにデジタルでアンプが駆動することを表現することに苦労している状況を感じます。

Kemper Profiling AmplifierもOSのバージョンアップなどで徐々に進化してきていますが、これらのデジタルアンプはまだまだ、ロードボックスと空気感を伝える機材無しでは実戦では戦えない製品だと感じます。

たくさんのアンプを使うメリットはプラグインで我慢して、本当に自分が使いたいアナログアンプ2種類(歪みとクリーン)で攻めるという選択も視野に入れると案外アンプ関係の結論は出せたりします。

この意味でもこちらの記事で僕が伝えたいことが当てはまると考えます。

裏スタ
裏スタ

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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