機材関係の雑誌などを購入するとNEVEという名前をよく目にすると思います。
中でもNEVE 1073は、ルパート・ニーヴさんが開発した製品の中でかなりの人気商品だと思います。
オリジナルはメンテナンスが必須で、ヴィンテージ価格もありどんどん高級な機材になってきていますので純粋に音を楽しむ部分では、現行品の購入を僕はオススメしています。
ラックタイプや、専用のシャーシに入れるタイプ、500シリーズなど様々な製品があるなかどのメーカーを選択するか悩まれると思います。
それでは詳しい内容に入っていきましょう!
ヘッドアンプ NEVE 1073はどのような時に使用するか
僕は、ドラムなどのリズム楽器に使用しています。
良質なヘッドアンプは、コンプレッサーとはまた違った形で音をWAVに収めることが可能です。
簡単に説明してしまうと、ヘッドアンプの中で起きるアナログの歪みを使用して録音するのですが、この音の歪み方がエンジニアの皆さんに人気です。
こちらの記事のような方法で音を良い感じに歪ませていきます。
現在は32bitのDAWが増えてきましたが、24bitのDAWの音質の問題点を回避する、重要な仕事をしてくれていましたと思います。
逆に、NEVEよりももっと綺麗に録音出来るヘッドアンプはたくさんあると思いますのでボーカルなどには僕は使用しません。
ボーカルにはFocusrite / ISA Oneを良く使用します。
NEVEは迫力とチャージするような機材だと僕は考えます。
AMS Neve / 1073SPX
OLD NEVEを現代に蘇らせた
AMS Neve / 1073SPX
当時の音質を再現
現行品でメンテ要らず
ラックタイプでシャーシ要らず
オールマイティ
操作スピード
マニアック度
痒いところに手が届く
現在のAMS Neveはとても当時の音を忠実再現していると先輩エンジニアがおっしゃっていました。
残念ながら、僕は年齢的に当時のサウンドを聞くことは出来ないのでヴィンテージの状態から想像することしか出来ません。
しかしブラインドテストをしてみても、この製品と、ヴィンテージとの違いがわかるエンジニアは少ないと思います。
メンテナンスいらずで、この価格!僕が今購入するのであれば、この商品を購入します。
ステレオ素材を扱いたい方は1073DPXを購入してください。
EQ無しのモデルも存在していますが、アナログ領域の音質コントロールに目覚めたのであればEQ付きモデルしか選択肢はないかと思います。
HAのみのモデルは、楽器のラインなどを録音するようなDIがセットになっている商品であれば使用用途はあるかなと思います。
Vintech Audio / X73i
スピード感が重要な素材を録音するには最適
Vintech Audio / X73i
購入後何年かたつと音質の変化があり、いい意味で角がとれます
電源が別なので、ノイズレス
現代的な音が好きな方向け
オールマイティ
操作スピード
マニアック度
痒いところに手が届く
AMS Neveが1073タイプを発売するまでは、かなりの人気のヘッドアンプでした。
音の方向性は別物として考えて欲しいですが、発売されてから何年か経ちこの機材もヴィンテージ色が出てきました。
新品の頃と比べて、良い感じに角がとれヘッドアンプとしての選択肢として素晴らしい機材になってきたと思っています。
スピードの速いベース音色などにはこちらのヘッドアンプを使用することがあります。
ただし、電源ユニットが別だったりと宅録省スペース環境とは同居が難しい、高級な機材だと思っています。
まとめ
NEVEをリスペクトした製品がたくさん販売されていますが、その中でもオリジナルの商品を再現する方向性を目指している物は少ない印象があります。
つまみの形が似ているなどの見た目だけで判断していくと、ちょっと音質の方向性が違う物も存在するので慎重に選択をして頂きたいです。
オススメした商品以外にも色々な商品がありますが、それぞれのキャラがお好きな場合は問題ありませんが、NEVEの音を手に入れたい場合はこの2機種が良いと僕は思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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