今回はマスタリングに関して書いていきたいと思います。僕が皆さんにセルフマスタリングをお勧めしない理由が2つあります。
- そもそもマスタリングとはリスナーとの架け橋の作業の為、作った本人がやる事自体が意味がない。
- お勧めのモニタースピーカー編で登場したようなサイズのモニターでは、細部を確認しながら作業が出来ない。(技術と経験、聞こえない音を聞く想像力が必要になる)
このような理由で、1時間25000〜35000円の単価のスタジオに行き作業しています。
マスタリングは機材オーディオクオリティーがモノを言う世界なので、機材の値段も高くなりスタジオの単価も上がります。
決してぼったくりなどではありません。
ですが、この予算を削減する方は多くいることも事実です。
そこでオーダーされるのがMix師です。
根本的な問題があることは理解しながらも仕事として受けている方もたくさんいらっしゃると思います。
僕は大切な世界に1つの音源を、世界に発信する為にはこれらのマスタリング サービスを使用することをオススメします。
自分の環境では理解出来ない音像だったとしても、自分には聞こえていない帯域があるという前提に立ち戻り、受け入れることが重要だと思います。
マスタリングエンジニア達は第1リスナーで、リスナーはこう思ったという事実だと思います。
それでは詳しい内容に入っていきましょう!
Sterling Sound
僕が地球で1番好きなマスタリングスタジオです。
料金はびっくりするとは思いますが、技術は素晴らしいです。
この他にも有名マスタリングスタジオがeMasteringをおこなっているので、discogs.comなどで気に入っている作品などのクレジットを確認してみると良いと思います。
日本の担当のスタッフさんがいますので、やりとりも安心してお願いすることが可能です。
Contactのページから日本の担当者さんに連絡をとってみると良いと思います。
LANDER
配信サービス、マスタリングなどの複合サービスで、AIがマスタリングをしてくれるサービスです。
色々なバージョンの選択肢を選ぶ方法や、お気に入りの音源と似せてくれる方法など少しづつアップグレードしています。
歌い手さん、アーティストさんなどは是非一度こちらのサービスを検討して欲しいと思います。
自分Mixを初める強い味方になると思います。
現在の配信業界は、YouTubeの毎日配信と同じく単曲配信を続けていく方法を推奨している為。
従来のマスタリングサービスとは違ったサブスクリプション料金がメリットになってきます。
マスタリング後の配信サービスへの手配、カバー楽曲などの権利処理など便利な機能が付いています。
まとめ
Mastering用プラグインは、技術と環境がないとほぼ使用することは困難です。
リミッターでレベルだけ上げてしまって、マスタリングエンジニアの作業領域を減らしてしまうことがほとんどです。
自動音量調節機能がある配信サービスがほとんどなので、そもそもレベルを上げる意味はCDが主流だった時代とは変わってきています。
時間と予算を、是非Mixや楽曲制作に使ってください。
世界に1つしかない音源を作るのは、他の誰にも出来ないことです。
AIと人間はお互いの得意分野を分担して、共存していくことでより良い世界を作っていけると僕は信じています。
今回はMasteringはMasteringサービスにお任せ編でした。
次回は腱鞘炎を防ぐ操作デバイスについて書きたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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