スタジオのレイアウト変更していたら一番初めに作ったCDが出てきた
僕が初めに作ったCDを久しぶりに聴いて、エンジニアが失いかけているミックスの意味を再認識しました。技術の進化は良い面もあると思いますが、何かを失ってまで使用しなければいけない物かどうか、エンジニアが判断を誤ってはいけないと思いました。
現在の音楽シーンから響きが失われていくのはなぜか
今回は音の響きが、現在の音楽シーンで失われかけていることについて解説してみました。DAWの進化と共に、音を耳で聞くという当たり前のことを少し忘れかけているような気がしています。音程修正ソフトの線の上が音楽の正解と勘違いしている方が多いかもしれません。
音源を作成する時に使用したミックスデータの安全な保存方法
アーティストの一瞬を切り取った音声を保管することは、良い音を録音することよりも大切なこと。現在制作している音源は、世界にただ一つあなたのPCにしか入っていないことを再認識して欲しいです。脅したい訳でもなく、それだけ貴重な情報を保有しているということです。
テープメディアが表現していた音楽の魔法
テープが音楽に与えてきた影響を音質とタイミング、人間の緊張感の3点で解説いたしました。大変な緊張感の中でRecをしていたから、優れたアーティストが育ったという方もいました。僕は同時にテープが与えたタイミングの揺らぎが本当は重要だったのではと考えています。
音声をデジタルデータで保管するというメリットとデメリットを理解する
デジタルで保管可能な領域は曖昧なままですが、半永久的な保存が可能なメディアだと思います。しかしSONYのデジタルテープよりも全ての音楽に適しているかという疑問は僕の中では消えていません。便利で管理のしやすい物が、人間の感情を100%保管出来る物という訳ではなさそうです。
音楽ニュースに書かれている機材で自分の音楽はよくなるのか?
日々の音楽機材ニュースにさらされる皆さんにとって、少し立ち止まって現在の自分の宅録環境を考えるきっかけになればと思います。無料のDAWや安価な機材から発明される音楽も多く存在し、重要なのは本人がきちんとしたリスニング環境を持っているかだと思います。
Mix師がマルチマイクを使用する際に注意しておくこと
マルチマイクは、イコライザーとは違い原音を破壊せずに音質を調整できる方法です。位相という概念を理解していくと、音楽を時間の経過として認識できるようになります。この考え方は、ドラムやシンセサイザーにも当てはめられる考え方です。
オススメ宅録Reflection Filter(リフレクションフィルター)3選
部屋には様々な響きがあり反射音がマイクに同時に収録されてしまいます。響きはデッドな音像を表現したい場合、事前に取り除いておかなければいけない要素です。吸音材より比較的安価なお値段で響きをコントロールできますので導入を検討して欲しい商品です。
歌い手さんが気をつける素材の録音レベル
メーターは録音する素材が適正なレベルで録音されているかどうかを確認する為にとても大切な物です。メーターには色々な種類があるので、それぞれの特色を意識して使用する必要があります。絶対にやってはいけないことは、ピークメーターでレッドゾーンに信号を入れることです。
SHURE SM58に追加のポップガードはいりません
ポップガードは、グリルしかついていないコンデンサーマイクなどに使用して風のノイズがマイクに混入するのを防ぐ機材です。ポップガードは小さな障害物で、マイクの前に薄い幕を設置していることになるので複数のポップガードを使用することは良いことではないと思います。