現在の音楽シーンから響きが失われていくのはなぜか
今回は音の響きが、現在の音楽シーンで失われかけていることについて解説してみました。DAWの進化と共に、音を耳で聞くという当たり前のことを少し忘れかけているような気がしています。音程修正ソフトの線の上が音楽の正解と勘違いしている方が多いかもしれません。
音源を作成する時に使用したミックスデータの安全な保存方法
アーティストの一瞬を切り取った音声を保管することは、良い音を録音することよりも大切なこと。現在制作している音源は、世界にただ一つあなたのPCにしか入っていないことを再認識して欲しいです。脅したい訳でもなく、それだけ貴重な情報を保有しているということです。
Apple Music 追加費用なしでロスレスオーディオに対応
Apple Musicがロスレスオーディオに対応し、料金設定は変わらずという素晴らしいニュースに配信サービスの進化を感じています。今まで聴いてきたApple Musicが、実は37倍に薄めたカルピスのような物だったという現実を再認識する大切な変換点だと思いました。
テープシミュレーターで楽器の角を取る
テープシミュレーターはコンプレッサーとは少し質感の違うダイナミクスコントロールが可能です。テープの質感が、エンジニアに好まれたくさんの人に使用され続けています。デジタル環境の作業が多い現在の作業環境でアナログのパワーを導入できる素晴らしい機材の1つだと思っています。
音声に対してローカットフィルター(ハイパスフィルター)を必ず入れる理由
ローカットは、適正レベルをとった後に、使用する重要な機能です。必要のない成分をローカット、ハイカットをしていくと狙った音に焦点を合わせられるようになります。低音は高音より音のパワーが大きいので、より慎重にカットする帯域を検証する必要があります。
初めて録音する歌い手さんにNEUMANN U87を使用する理由
NEUMANN U87Aiは現行生産されているマイクの中で、レコーディングエンジニアが録音の基準として最も多く使用しているマイクだと思います。基準となるマイクは録音対象の状態を把握するのに大変役に立ちます。
ボーカルはスタジオで録音した方が良いの?宅録のままで良いの?
ボーカルはスタジオ録音が良いの?宅録のままで良いの?というご質問に回答いたしました。それぞれのメリット、デメリットを理解していくとプロジェクトの規模や録音する内容によって最適な方法を選択することが可能になってくると思います。
Mix師が使用するディレイから物体の光と影を考える
Voに使用する方法は一般的ですが、リズム楽器にも使用することで立体的なサウンドを作成可能です。人は、色々な場面で相対的に物事を判断する生き物です。耳に届いた音の時間差によって生成された影を感じることで、物体の立体感を認識することができます
Mix師が使用するゲートから始まりと終わりの重要性を考える
ゲートは、信号が出始める部分と、信号が出なくなる部分の質感を調整することができる機材です。奥行きのない音像の音楽をミックスする際に効果的に使用することができます。音の始まりと終わりが、音質の印象として与える影響が大きいことが今回の解説で確認出来ます。
Mix師が使用するコンプレッサーから時間の流れを考える
コンプレッサーは音量の大、小をコントロールするために多く使用される機材です。イコライザーと並んで、日頃皆さんも多く使用している機材だと思います。また音量のコントロールのほかに、発音された音のスピードコントロールによって音の質感を変化させることも可能です。