人間とコウモリの耳では音を認識できる帯域が違います。
ではなぜ、人間の可聴領域を超えた値のイコライザーが機材として存在しているのでしょうか?
現在の考え方は、可聴領域を超えた部分が変化することによって可聴領域も変化がおこっているということになっています。
最近の研究では、人間の皮膚も音を感じていたという論文などもではじめていますが今回は実際に音に変化があるということを体感していただき、可聴領域を超えた値のイコライザーの可能性を感じていただければと思います。
それでは詳しい内容に入っていきましょう!
人間の可聴領域を超えたEQ
いくつかの商品に可聴領域を超えた値が記載されている機材が存在しています。
AIR BANDを使って一味違う音の広がりを体験しよう
Plugin Alliance / Mäag Audio EQ4
AIR BANDでリッチなVoを演出
SUBはラージモニターの前で感じて欲しいポイントでもあります
トータルにかけることもあります
音質
操作スピード
マニアック度
痒いところに手が届く
このイコライザーについているAIR BANDの40という部分は人間の可聴範囲をこえています。
このような帯域を調節する機能がついているイコライザーはいくつかの製品で見られます。
ご自身が使用されているイコライザーが20kHz以上の設定が可能かどうか一度確認してみると良いかもしれません。
パラメトリックイコライザーでもこのような帯域に対応している物もあるので是非試してみてください!
音像にどのような変化が起きるか実際に試してみる
実際にドラムループのマスタートラックにイコライザーを入れてみます。
音質の変化を確認してみてください。
存在感の変化を感じれましたでしょうか?
このように可聴範囲をこえた値を変化させた場合でもあきらかに音質が変わって聞こえます。
ボーカルやギターなど様々なパーツに是非試していただきたいと思います。
ボーカルの場合は、マイクに少し高級感を感じられるようになったり絶妙な変化があります。
ただし、イコライザーでの音質の変更ですので過度に変更を加えると必ず原音を破壊していく機材だということも忘れないでいただきたいです。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
まとめ
人間の可聴領域をこえた部分をイコライザーで加工を加えた場合でも音質をコントロールすることが可能です。
ボーカルを少しリッチに聞こえさせることができたり、楽器の輪郭を強調したり色々な効果が期待できます。
いくつかのイコライザーがこのような帯域をコントロールできますので、皆さんも是非試していただければと思います。
今回の記事が2021年最後の記事となりました。
これからもMix師として知識や考え方、オススメしたい機材などを公開していきたいと思っております。
皆さんの音楽ライフに少しでもご協力できればと考えています。
今年も大変お世話になりました。
良いお年を!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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