今回はオーディオインターフェイスについて解説したいと思います。
PCで音楽をするには、マイクや楽器を接続する為のオーディオインターフェイスが必要になります。
安価な商品から高級な商品まで、様々な商品が発売されています。
同時に使用出来るチャンネル数なども様々なので、自分の使用用途に合わせて選択していく必要があります。
DAWでも選択する環境が変わりますのでこちらの記事も参考にしてみてください。
それでは詳しい内容に入っていきましょう!
PCのみで作業をしている、Mix師の方
音質とコストの面が抜群
RME / Babyface Pro FS
TotalMixを使用して、色々な作業環境の保存が可能
モニタースピーカーが1台の方であれば出力は十分
コンパクトで持ち運びが便利
無着色
操作スピード
マニアック度
クール
PCのみで作業をしている方で、モニタースピーカーが1台で十分という方は、この商品をオススメすることが多いです。
このコストで、このクオリティーはなかなか他の会社では実現出来ていません。
USB接続で、どのような環境でも接続が可能な点も素晴らしいと思います。
RMEは昔からドライバーの開発に熱心で、USB接続だから不安ということもありません。
ドライバーの開発次第で、接続のインターフェイスの安定度は変化していくということを感じます。
サンダーボルド3だから早いというようなことでは無いのだと思います。
あまり、着色された音質ではないのでミックスに使用する方が多いと思います。
PCの性能に不安があるので、DSPの増設で作業環境の向上をしたいと思っている方
ギターアンプやヘッドアンプのモデリングなどをオーディオインターフェイスの中で駆動させる事ができる
Universal Audio / APOLLO TWIN X
たくさんのビンテージ機材を安価なコストで試すことが可能
メンテナンスをしていない実機であれば、音質でも勝てる場合がある
プリセットを保存しておき、お気に入りのアンプセッティングなどをすぐに読み出すことが可能
無着色
操作スピード
マニアック度
クール
オーディオインターフェイスの中にDSPが入っていて、ギターアンプやエフェクターなどがPCのパワーを使用しないで駆動します。
録音の作業などをされるアレンジャーさん達は、自分の使いたい設定を保存していて瞬時に作業が出来るようにしています。
作業スピードと録音のしやすさではこのインターフェイスに勝てる商品はないと思います。
拡張していくと、大規模な卓とテープレコーダーをスタジオで使用しているようなオールドタイプのレコーディングをしているような錯覚さえ感じてきます。
音質は少しRMEよりは劣るとは思いますが、総合的に作業を行いたい方にはこちらをオススメすることが多いです。
PCのスペックが良く、なんでもプラグインで作業していてレイテンシーが嫌いな方
レイテンシーはPC内部完結の的
PreSonus / Quantum
プラグインアンプをストレス無く演奏したい
録音環境もロータルリコールしたい
ネイティブ環境を追い込む方専用
無着色
操作スピード
マニアック度
クール
DAWはデジタル機器ですので、アナログと違いPCの処理の遅延が発生しています。
レイテンシーと呼ばれるこの遅延は、演奏をする方にとって不快なものです。
オーディオインターフェイスについているデジタルミキサーを使用してレイテンシーを少なくモニターすることも可能ですが、PC内のプラグインアンプなどを使用したい場合は遅延後の音声を聞きながら演奏することになってしまいます。
このオーディオインターフェイスは、ネイティブ環境を追求する為にレイテンシーを限りなく少なくするように設計されました。
プロの間では、Pro Toolsを使用してレイテンシーを下げている方もいますがネイティブ環境のプラグインの豊富さにはAAX DSPは勝ち目がありませんし、コストも3倍以上になってしまいます。
この方式が主流になっていった時、音楽はPCとインターフェイスのみで作業する時代が当たり前になってくるのかなと思います。
僕は、少しアナログな録音の方法が好きなのでPC内部完結ではありませんがシンプルなスタジオも魅力が大変あると感じます。
作業スピードは業界の中でとても重要なスキルになってきていると思います。
まとめ
世の中にはたくさんのオーディオインターフェイスがあります。
今回は録音中心にご紹介しました。
どの製品も、専用の用途にたけていてナンバーワンを決めることは難しく製作者の方向性がはっきりしている商品ばかりです。
今回紹介した中にはありませんでしたが、もし生放送などをされる方の場合はミキサーと合体しているタイプの方が便利な時もあります。
ソフトの中で、音声のオンオフなどをするので突発的な対応がしにくい部分もあります。
皆さんがどのような方向性で作業環境を考えるかで、選択していただければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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