プラグインのパッケージ購入、機能の重複に気をつける

機材紹介

今回は、プラグインについて解説したいと思います。

どのメーカーも似たような機能のプラグインを販売していて、メーカーによって得意分野が変わってきます。

〇〇ならこのメーカーが人気などありますので、何を重視するかによって初めに購入するプラグインも変わってくると思います。

裏スタ
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それでは詳しい内容に入っていきましょう!



WAVES Renaissance Maxx


一番有名なプラグインの会社だと思います。

毎年何回もバーゲンセールを繰り返している会社なので、購入の際は是非バーゲン期間を狙ってください。

少し待てば必ず機会はやってきます。

WUPという定期更新料がかかります。

コストは高めのプラグインだと思います。

WUPは強制ではないので、プラグインのヴァージョンを上げたいと思う時に購入するでも大丈夫です。

プロの方でこちらの会社のMercuryバンドルを買ってもう他は買わないという方も確かにいるのですが、管理のし易さと、チームの効率性だと思います。

本当に誰でも持っているプラグインなので、WAVES(Platinumくらいのバンドルに入っているプラグインくらい)のみでMixしておくからライブ用のステムMixは好きに作ってくださいなんてことも、言えなくもないです。

業界のステム制作料金問題は現在大きな問題になっています。

Mixを終えて、OKが出た後に1曲に素材の書き出しなどで5、6時間くらいはかかるようになってきていると思います。

1曲単価で制作をしている方にとっては色々頭を抱える問題かもしれません。

僕はあまりこの会社のプラグインは使用しませんが、このシリーズは良く使用します。

Renaissance Bassなど、素材のロー成分の録音状態が悪い時などかなり活躍してくれます。

WAVES NLS Non-Linear Summer


同じくWAVESの高級ミキサーをモデリングするプラグインです。僕が初めて使用したサミングミキサーはSolid State Logic Japan | XLogic X-Deskでした。

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それからSSLのファンになりました。

やっぱり4000Gのあるスタジオで仕事をする時はテンションがあがります。

最近はなかなか、予算の問題で難しくはなっていますが数少ない商業スタジオを微力ながら支えていきたいと思います。

このプラグインは大規模コンソールを再現するプラグインです。

NEVEやSSLモードを良く使っています。

FX関係のリターンに1グループ使う方法が僕は好きです。

僕のMixの心得は、「響はオマケではない」です。

Soundtoys Soundtoys 5


モジュレーションや空間系が得意なメーカーです。

Eventideとも迷いましたが、万人に使いやすいという点でこちらを選択しました。

EchoBoyがとても有名だと思いますが、僕が一番使うのはMicroShiftです。

昔からH3000を良く使うので、リッチコーラスをそっと抜き出したようなプラグインです。

ヴォーカルにそっと忍ばせる響はとても心地よいです。

FabFilter Pro Bundle 

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Pro-MB 何か一つはマルチバンドコンプを持っておくと良いと考え、比較的操作に操作性に困らなそうな物を選択しました。

エキサイター的な状態にもなるので便利だと思います。

また、Pro-Q 3はリニアフェイズタイプや、MS処理ができるEQなので僕はいつも使用しています。

McDSP FutzBox

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ローファイ系のブラグインは何か持っていると良いと思います。

3曲に1回くらいこの部分はローファイでなんてセリフを聞きます。

EQなどで作るのより断然速いです。

Audio Ease Speakerphoneを使っていますが少しマニアックなので、普通の方はこちらで問題ないかと思います。

Plugin Alliance SPL Transient Designer Plus

通常のコンプとは少しツマミの思考が違うプラグインです。

色々処理をした後に、もう少しアタックを出したい、響を抑えたいなどの微調整が必要な時に使います。

Native Instruments Transient Masterも似た機能ですが、僕はこちらのプラグインを使用しています。

Plugin Alliance Mäag Audio EQ2

SUBという部分と、AIR BANDを使用します。

その音楽で一番重要なパーツに使用します。1db以下の値で印象は激変します。

音は一箇所をさわると他が変化してくる事がよくわかります。

2Mixにステレオで使用される方もいますね。




ここから先はMix用とRec用オーディオインターフェイスを分けて考える編でUniversal Audio Apollo Twin XなどやUAD-2 SATELLITE THUNDERBOLT 3などを購入した方向けのプラグインです。

専用のDSPが入りますが素晴らしいプラグインです。


UAD Chandler Limited Zener Limiter

マルチマイクで録音された生ドラムは、皆さんの耳で捉えた音像とは大きく印象は異なります。

特にロックドラムの迫力を出す為に使用しています。

センドで使用して、圧を出したいトラックに使います。激しくなり過ぎたらディエッサーやアクディブEQで処理します。

UAD Neve 1073 Preamp & EQ Plug-In Collection

Unisonで使用するHA、EQプラグインです。

ドラムのダイナミクスをコンプを使わずに抑える為やベース録音に使用します。

皆さんが知っている高級HAですね。

色々シリーズが出ていますが、僕は1073が好きです。実機も使用しますが、メンテがいらないのは本当に素晴らしいと思います。

先月もメンテに出してこのプラグインが買える値段でしたw

UAD Manley VOXBOX Channel Strip

Unisonで使用するChannel Stripプラグインです。

定番のマイクNEUMANN | U87Aiとの相性が好きで良く使用するプラグインです。

録音時のコンプのかけ過ぎなどを防止するにも良いと思っています。

ただGAINのツマミは、トーンのような考え方を持っておくと良いと思います。

50にしてその後INPUTを欲しい分あげる。

音色に変化を加えたい時にGAINを操作すると良いと思います。

UAD Helios Type 69 Preamp & EQ Collection

Unisonで使用するHA、EQプラグインです。

主にギターに使用しています。

各楽器に別々のHAを使用して少しずつパートの匂いを変えていき、2Mixの中に配置していきます。

UAD Lexicon 480L Digital Reverb and Effects

デジタルリバーブはまずはこちらを購入すべきだと思います。

大型コンソールのセンターにこのコントローラーが置かれてもう何十年たったのでしょうか。

何十万もするリバーブはいくつも発売されていますが、現在もセンターには480が置かれています。

同社の960でもありません。

UAD Ocean Way Studios

スタジオの響き、マイクの配置の響きなどが作れるプラグインです。

最近では、響を録音する為にスタジオに入る事もなくなりました。

スタジオに入ったとしても、楽器の容積分しかないスタジオでの録音がほとんどです。

僕が響を重視するMixを行う理由は、人は遠い音が同時になっているから近い音を感じる事ができると思っているからです。

音楽の感動を与える為には響はもっとも重要だと考えています。

UAD MAGNETIC TAPE BUNDLE

WAVES | NLS Non-Linear Summerと併用して使用しています。

アナログマルチとハーフテープマスター、アナログ録音時代への憧れだと思いますが、真空管と同じくテープは音楽には大切な存在だと思っています。



まとめ

プラグインは一見安そうに宣伝されていますが、期間限定でしか使用出来ないという事も考えておくと良いと思います。

購入者は永久に無償ヴァージョンアップしますという製品はちょっと思いつかないです。

何年かのリース契約の値段と考えると、このバンドルパックは自分に必要かそうではないかが見えてくると思います。

案外デジタルハードウェア商品やコンパクトエフェクターの方がお得かもと思えてもきます。

プラグインの買い過ぎには注意したいところです。

今回はプラグインのパッケージ購入、機能の重複に気をつける編でした。

次回はMasteringはMasteringサービスにお任せ(Masteringプラグインは購入しない。)について書きたいと思います。

裏スタ
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最後まで読んでいただきありがとうございました!

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