どんなにEQ補正スピーカーが優秀でも、スピーカーの設置場所が悪いと補正後でもあまり良い状態とはいえない環境になる事があります。
実際の補正はソフトが自動でやってくれるので、良いとされている場所にスピーカーを設置。
ベストなポジションでリスニングする必要があります。
現在作業している部屋の天井の近くでパチンと手を叩いてみてください。
ショートディレイのような反響があるようであれば、常にその反響を聴きながらMixをしていることになります。
音響的に不利な正方形の部屋でも、天井に布で角度をつけるなどして反響をとったり天井の角度をつけて完全な正方形の部屋でなくすことによって改善できる部分もあります。
またバスレフが後ろ向きに付いているスピーカーは、ある程度壁との距離もとる必要があります。
ツイーターを耳の位置に設置した際に、天井高のどのくらいの位置に設置すべきかなどこちらの書籍で詳しく解説されています。
このようなアナログな工夫とEQ補正を合わせるとかなり音響改善が出来ると思います。
Mixを終えて、いつも音楽を聴く環境で聞いてみる。
思った通りに表現出来ていないと感じるのであれば、作業している部屋の問題が大きいと僕は思います。
商業スタジオでMixを初めてした時に、いかに自分が不利な条件の中Mix作業をしていたんだと思いしりました。
少しでも、現在の環境が良くなると良いなと思います。
今回は機器の設置位置編でした。
次回はMix用とRec用オーディオインターフェイスを分けて考えるについて書きたいと思います。
裏スタ
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